Temporal が Firefox Nightly で一部利用可能に

長らく使われてきた Date に変わるものとして Temporal が提案されていましたが、その実装が Firefox の Nigthly ビルドに含まれるようになったようです。

大きな特徴として、Wall-Clock Time (その地域時間) と Exact Time (UTC) が分離しました。Plain がつくものが Wall-Clock Time で、 Instant が Exact Time です。

>> Temporal.Now.instant().toString()
← "2025-01-27T11:12:04.997Z"
>> Temporal.Now.plainDateTimeISO().toString()
← "2025-01-27T20:12:23.839" 

また、期間を表す概念として Duration があります。

>> Temporal.Duration.from({ hours: 1}).toString()
← "PT1H" 

これまでライブラリで行っていたような操作も多くのメソッドが追加され、ネイティブでサポートされるようになります。

>> Temporal.PlainDate.from('2025-01-01').since(Temporal.Now.plainDateISO()).toString()
← "-P26D" 
>> Temporal.PlainDateTime.from('2025-01-01').add('P26DT12H').toString()
← "2025-01-27T12:00:00" 

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